Googleビジネスプロフィールのポリシー違反と制限の解説
Googleビジネスプロフィールとは
Googleビジネスプロフィールとは、Googleが提供するサービスです。
このサービスは、事業所を公開している企業やお店向けのサービスで、利用するとGoogle検索やGoogleマップにおける検索結果に企業やお店の基本情報、ウェブサイトやSNSへのリンク、口コミ、画像などを表示させる事ができます。
Googleビジネスプロフィールに登録した情報は、デスクトップ版のGoogle検索の場合は、次の画像のように、検索結果の右側に情報が表示されます。
このサービスを利用せずとも、Googleが自動的に取得した情報が表示されますが、サービスを利用することで、任意の情報を表示できたり、追加できたりします。
口コミへの返信も可能になります。
なお、Googleビジネスプロフィールは、単にビジネスプロフィールとも呼ばれます。
また、以前はGoogleマイビジネスと呼ばれていました。
公式サイト (日本語)
Google ビジネス プロフィール - Google にビジネスを掲載
公式サイト (英語)
Get Listed on Google - Google Business Profile
ポリシーの違反とペナルティについて
Googleビジネスプロフィールには、順守すべきポリシーがあり、違反するとペナルティを受ける場合があります。
ポリシーやペナルティは適宜更新されており、GoogleビジネスプロフィールのエキスパートでローカルSEOコンサルタントのTim Capper氏が2024年の9月21日にXに投稿したポストによると、偽レビューによるポリシーが新たになったとのことでした。
Its about to get Real !https://t.co/2kY2T6NXsD pic.twitter.com/CT3plxivjh
— Tim Capper (@GuideTwit) September 13, 2024
Googleビジネスプロフィールで禁止・制限されているコンテンツには、次のようなものがあります。
- 虚偽のコンテンツ、偽装行為
- 虚偽のエンゲージメント
- なりすまし
- 誤った情報
- 不実表示
- 不適切なコンテンツまたは行為
- ハラスメント
- ヘイトスピーチ
- 不適切なコンテンツ
- 個人情報
- わいせつ、冒とく的な表現
- 性的描写が露骨なコンテンツ
- 成人向けのコンテンツ
- 暴力的または残虐なコンテンツ
- 制限されているコンテンツ
- 危険なコンテンツ
- 違法なコンテンツ
- 子供の安全
- テロに関するコンテンツ
- 関連性のないコンテンツ
- 宣伝と勧誘
- 不明確なコンテンツ、繰り返し投稿されたコンテンツ
- 改変、悪ふざけ
これらに違反すると、アカウントの権限の一時停止からアカウントの停止、機能の制約などのペナルティを受ける事があると注意喚起されています。
上記の禁止・制限されているコンテンツの中でも「虚偽のエンゲージメント」のポリシーに違反すると、Googleビジネスプロフィールのコンテンツが削除されたり、機能が制限されると公式ページに記載されています。
「割引」などのインセンティブによって投稿されたコンテンツも許可されていないという旨の記載があったのには驚きました。
つまり、「口コミを投稿してくれたらクーポンをプレゼント」といった類のキャンペーンも許されていないという事なので、注意しないといけないですね。
以下、公式ページからの引用です。
Google マップに投稿するコンテンツは、お店や場所での実体験に基づいている必要があります。虚偽のエンゲージメントは許可されておらず、削除されます。
これには以下が該当します。
- 実体験に基づいておらず、対象の場所や商品を正確に表現していないコンテンツ。
- 企業が提供するインセンティブ(金銭的報酬、割引、無料の商品やサービスなど)が誘因となって投稿されているコンテンツ。
- これには、インセンティブと引き換えに否定的なクチコミの修正や削除の依頼を受けて投稿されるコンテンツも含まれます。
- 場所の評価を操作するために複数のアカウントから投稿されているコンテンツ。
- エミュレータやその他のデバイス改ざんサービス、改変されたオペレーティング システム、またはその他の手段を使って、実際のエンゲージメントを模倣したり、センサーのデータもしくは分析結果を操作したりするなど、通常の運営を妨害もしくは混乱させるために投稿されているコンテンツ。
販売者が次の行為を行うことは許可されません。
- 実体験に基づいていないコンテンツの投稿を募ったり促したりする行為。
- レビューの投稿や否定的なレビューの修正または削除と引き換えに、インセンティブ(金銭的報酬、割引、無料の商品やサービスなど)を提供する行為。
- 顧客からの否定的なクチコミの投稿を妨げたり禁止したり、肯定的なクチコミを選択的に募ったりする行為。
- 競合他社のお店や場所について、その企業や商品の評判を傷つけるコンテンツを投稿する行為。
販売者が次の行為を行うことは許可されます。
- 実体験に基づくコンテンツの投稿を、インセンティブを提供せずに募ったり促したりする行為。
Source : 禁止および制限されているコンテンツ - マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー ヘルプ (https://support.google.com/contributionpolicy/answer/7400114#zippy=%2C%E8%99%9A%E5%81%BD%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88)
上記の「虚偽のエンゲージメント」に関するポリシーに違反すると、口コミの削除に加えて、次のような制約を受ける場合があるとの事です。
- 一定期間、ビジネス プロフィールで新しいクチコミや評価を受け取ることができなくなる
- 一定期間、ビジネス プロフィールの既存のクチコミや評価が非公開になる
- 虚偽のクチコミが削除されたことを消費者に知らせる警告がビジネス プロフィールに表示される
なお、違反した場合はメールで通知されるようです。
詳しくはGoogleの公式ページをご覧ください。
公式ページ (日本語)
- ポリシー違反によるビジネス プロフィールの制限 - Google ビジネス プロフィール ヘルプ
- 禁止および制限されているコンテンツ - マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー ヘルプ
公式ページ (英語)
- Business Profile restrictions for policy violations - Google Business Profile Help
- Prohibited & restricted content - Maps User Contributed Content Policy Help