システムロケールとは

Windowsのシステムロケールとは、Unicodeに対応していないプログラムの既定の言語を指定する設定です。

日本国内で購入したWindowsであれば、通常この設定は日本語(日本)になっていると思います。

システムロケールを日本語以外にする場合

特殊な事例がない限り、この設定を変更する必要はないかと思いますが、システムロケールが英語以外で、英語のアプリケーションを利用する場合には、変更が必要になる場合もあるかと思います。

私の場合、After Effectsのモーショングラフィックスを、SVGアニメーションとしてウェブで動かすためのJSONファイルを書き出してくれる「LottieFiles」や「Bodymovin」というAfter Effectsのプラグインの使用時に、システムロケールを日本語(日本)から、英語(米国)に変更しました。

日本語(日本)のままだと、アプリケーションに不具合が発生したためです。

こちらに関しては以下の記事をご覧ください。

Lottieでグラデーションが白黒になる問題の解決方法

システムロケールの変更方法

次の手順で変更できます。

  1. コントロールパネルを開く
  2. 時計と地域日付、自国、数値形式の変更を開く
  3. 管理のタブにあるUnidode対応ではないプログラムの言語で設定する

以下の画像も参考にしてみてください。


システムロケールを日本語以外にした場合の注意点

システムロケールを日本語以外に変更した場合、今度は日本語のアプリケーション(Shift-JISで表示されるアプリケーション)で文字化けが発生します。

最近のアプリケーションではあまりないかと思いますが。

もう一つ、ExcelでCSVをShift-JISで書き出す際に正しくエンコードされず、文字化けしてしまいます。

Shift-JISのCSVをShift-JISでExcelで読み込んだ際は、正しく表示されるのですが、そのExcelブックからShift-JISでCSVを書き出すと、文字化けを起こしてしまいます。

恐らくエンコードがうまくいっていないのだと思います。

あまり遭遇するケースはないかと思いますが、ExcelでShift-JIS形式でCSVを書き出した際に文字化けが起きる、という場合は、システムロケールが日本語以外になっていないか確認してみてください。


執筆者情報
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ウェブ&マーケティングディレクター

清水公太

Web、映像、雑誌などの制作現場で、企画、デザイン、撮影、コーディング、マーケティング、業務改善などを経験してきました。 守備範囲は広めの雑食性のディレクターです。